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Russian Birds


Yakovlev40 ヤコブレフ40






旧ソ連製旅客機のジェット機の中では一番サイズが小さい機体で、定員は最大で30人程度。航空会社によってはサロンタイプの客室で飛ばしているケースもある。大きさはビジネスジェットクラスだが、上昇できる高度が低く、スピードもプロペラ機並のため、ジェット機の1.5倍程度の時間がかかる。1965年に開発され、アメリカでビジネスジェットとして販売する計画もあった。現在は旧ソ連諸国のエアラインを中心に、ロシアの富豪の自家用機としても飛んでいる機体が存在する。
日本ではほとんど見ることができない機体だったが、ウラジオストク航空が富山〜ウラジオストク線に投入するようになり、通常週3回、夏季のみ週4回、富山空港でその姿を見ることができる。


左:Vladivostok Avia Yakoblev40 RA-87958 (Dark-Blue Line)
右:Vladivostok Avia Yakoblev40 RA-87273 (Light-Blue Line)

  ウラジオストク航空は、ヤコブレフ40を富山〜ウラジオストク線に1994年から投入(就航当初はアエロフロート扱い)しており、その後サハリンのガス田開発の人員輸送のチャーター便などで新千歳へ飛来したり、北九州や福井からのチャーター便機材としても使用された。
塗装バリエーションは紺色の帯のバージョンと、水色の帯のバージョンがあり、写真のRA-87958はすでに新塗装に塗り替えられてしまったため、現在は水色の帯の機体のみが飛んでいる。実働の機体数はかなり少なく、この写真の2機(国際線に使用可能)と、RA-88172(国内線のみ使用可能)、RA-88216(極東エネルギー会社向け専用機)の4機になっているようだ。





左:Vladivostok Avia Yakoblev40 RA-87325 (New Colour)
右:Vladivostok Avia Yakoblev40 RA-87958/273/88172 (New Colour)

  新塗装に塗り替えられているにも関わらず、ウラジオストク空港正面に「展示」されているRA-87325。退役後展示機材となったが、内部は公開されていない。
稼動できる3機がずらりと並ぶウラジオストク空港の様子。一番手前は上に紺色帯塗装で紹介したRA-87958。


Vladivostok Avia Yakoblev40 RA-88216 (Mixed Colour)

  極東エネルギー会社向けに運航している、元コミンテルアビア所属のRA-88216。塗装が微妙に前の会社の薄い水色になっているのが特徴だが、ウラジオストク航空の定期便としてはほとんど飛ばないようだ。





左:Lithuanian Airlines Yakoblev40 LY-AAB (Full-Old colour)
右:Air Lithuania Yakoblev40 LY-AAY (Full colour)

  1991年に運行を開始したリトアニア航空は、当初737が1機しかいなかったこともあり、近隣諸国の路線にはこのヤコブレフ40を投入していた。しかし、この機材では30人くらいしか乗れないこともあり、その後ヤコブレフ42に全機交代してしまった。当のヤコブレフ40はエアリトアニアに全機移籍している。
リトアニアのエアライン、エアリトアニアの機材。フラッグキャリアはリトアニア航空があるので、この会社は新興航空会社である。保有機材はTU-134とYk-40、それにATR42も持っている。首都ヴィリニュスではなく、杉原千畝が命のビザを発給したカウナスをベースに飛んでいたが、2005年11月に倒産してしまった。


左:マレブハンガリー航空 Yakoblev40 HA-LJC
右:インターアイランド航空 Yakoblev40 RP-C2805


マレブハンガリー航空はヤコブレフ40を使用していたのだが、この機材が飛ぶ路線が思いつかないのである。どうもVIP機、もしくはローカル線向けに飛んでいたのではないかと思う。マレブハンガリー航空はこの青系塗装を長いこと使用していたが、現在の白い機体に尾翼が紺色の塗装に変えられた。

インターアイランド航空は2005年にフィリピンで運航を開始した航空会社で、ヤコブレフ40をどこからともなく調達し、マニラ〜カティクラン(ボラカイ)線に就航させた。ところが2005年の夏にカティクランでハードランディングをして運航停止になった。
ところがまたまたどこからともなくもう1機のヤコブレフ40を導入し、運行再開。しかし2006年11月、またまたカティクランでハードランディング事故を起こして運航停止。結局フィリピンに2度向かい、2度ともこの機体に乗ることができなかった。


解体中のヤコブレフ40(インターアイランド航空)


2005年にハードランディングを起こした機体は、カティクラン空港で解体されていた。元RP-C2803、正直この機体を見た時はかなり衝撃であった。




INSIDE of Yak-40


フィリピンで乗れなかったのが悔しかったからではないのだが、2008年3月にロシアに行き、ウラジオストク航空のヤコブレフ40にハバロフスク〜ウラジオストク間で搭乗。その様子をこちらで紹介しよう。


左:シート番号は8番В(ヴェー)とГ(ゲー)。でも搭乗券はCとDになっていた(^_^;)
右:禁煙サインとシートベルトサイン。常に連動している。



左:コックピットドアのところに機種名が
右:丸い窓が特徴的。



左:非常口サイン。ロシア語のみ。
右:旧ソ連機仕様のシートベルト



左:機内サービス中の客室乗務員
右:機内サービスで出た炭酸ジュース



左:ヤコブレフ40の機内全景
右:やっぱり前に倒れるシート(^_^;)





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